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小説

まどろむ夜のUFO ruru

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まどろむ夜のUFO (講談社文庫)

本のタイトルと作者

まどろむ夜のUFO  角田光代

何故その本を選んだのか

角田光代の作品が好きで、賞を取った作品なので興味を持ちました。

読む前の予想と読んだあとの印象

タイトルは、捉えどころのない非日常のイメージを感じさせますが、実際はどこにでもいそうな人たちの日常を描いています。

日常の中で、ありそうだけれど説明のつきにくい、不思議な出来事が起こり、読みながら体感し、不思議な気分に浸ることが出来ました。

読んでいる最中のエピソード読んだ後のエピソード

「もう一つの扉」は、ルームメイトが行方不明になるところから始まります。

いつかは戻ってくるものだと思って読み進めていましたが、結局戻ることはなく、最後には部屋での生活の事実自体も怪しくなるんですよね。

結局何だったんだと、クエスチョンマークが付いたまま読み終えました。

内容の中で自分だったらどうするか

「まどろむ夜のUFO」で、几帳面な男友達のサダカ君を試すような行動をしますが、私なら、友人止まりの異性にはそんなことはしないですね。

いつも通りを楽しみたいです。

好きな場面・言葉

「もう一つの扉」のルームメイトの彼氏の話を聞く描写。

彼はやつぎばやに言葉をつなげていく。舌の上に唾がたまり飲みこみたかったが、その音が彼の話を中断させるくらい響いてしまいそうで、私は身動きもせずじっと言葉を追った。

生々しい表現で、彼女の考えていることがそれだけで分かる気がしました。

読み終えて自分にどんな変化があったか

この小説の中で描かれている、夢と現実の間のような世界は、作り話だと分かっているファンタジーの世界よりも引き込まれ易いことが分かりました。

現実逃避したいときは、このような作品を選んで読んでみたいと思います。

-小説

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