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「遺体」を読んで by yurari

投稿日:

遺体: 震災、津波の果てに (新潮文庫)

本のタイトルと作者

「遺体」 石井光太

なぜその本を読んだのか

テレビ番組「情熱大陸」で見てから気になっていたノンフィクション作家・石井光太さん。彼が東日本大震災に関するルポタージュを書いたと知り興味がわいたものの、ストレートなタイトルと生々しい内容、そして何より東日本大震災の光景が脳裏をよぎると心にブレーキがかかってしまい読めずにいた。震災から6年たった今、やっと手に取ることができた。

読む前の予想と読んだ後の印象

読む前も読んだあとも、辛い、の一言。でも、受け止めなければ、知らなければ前には進めない。

読んでいる最中のエピソード・読んだ後のエピソード

釜石市で遺体安置所に関わった人たちのルポタージュ。ページをめくるたびに突きつけられる現実が信じられなくて、この目で確かめたくなり、ついネットで震災時の動画を見てしまった。

本からのリアリティと動画からのリアリティが一致した瞬間、体がパキパキと音をたてて壊れていくような感覚になり、気づいたら泣いている自分がいた。

内容の中で自分だったらどうするか

わからない。ただ、亡くなった方々も遺族の方々も、懸命に遺体を運び、検死をし、安置所で管理した方々もみんな被害者だったのだと知った今、自分だったらどうしただろう、と考えずにはいられない。

心に深く残った場面

地震直後に高台へ避難した人たちが、大津波が街を襲ったと聞かされてもどこか疑心暗鬼になっている様子が生々しくて忘れられない。あと、小さい棺。

読み終えて自分にどんな変化があったか

読んだことによって、少しは現実を受け止められたのかな、と思う。そしてより「忘れてはならない」という思いが強くなった。

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