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映画

「わたしを離さないで」を観て by ishig

投稿日:

わたしを離さないで [DVD]

映画のタイトルと監督

タイトル:「わたしを離さないで」

監督:マーク・ロマネク

何故その映画を選んだのか

この映画の原作小説を書いたイギリスの作家、カズオ・イシグロに関心があったのがきっかけです。幼少期にイギリスに渡ったということが、自分とカズオ・イシグロを結びつける共通点です。なんとなく親近感がわきます。

観る前の予想と観たあとの印象

「わたしを離さないで」というタイトルからは、内容は想像つきませんでした。観てから、「わたしを離さないで」は、映画の中に出てくる歌のタイトルだということがわかりました。

観ている最中のエピソード

映画の中で、イギリスの子どもたちのありふれた日常が描かれています。時代設定的には過去の話で、「懐かしい」とさえ感じさせます。学校の集会で歌を歌ったり、芝生の校庭で遊ぶ子どもたちを見て、「イギリスの学校ってこうだったよね」と思い出しました。

しかし、話が展開するにつれ、その子どもたちは特殊な環境に置かれていることが明らかになります。彼らには、「クローン人間として臓器提供し、死を迎える」というSFのような未来が待ち受けているのです。過去と未来、日常と非日常が交錯する、そういう映画です。

自分だったらどうするか

主人公たちは、自分たちの置かれた残酷な運命について、従順であまりにも無抵抗です。「自分ならどうだろうか」と考えました。自分の置かれた状況を、乗り越え、外に出るのは難しいものなのかもしれません。

好きな場面・言葉

カズオ・イシグロがあるインタビューの中で、この話は子ども時代のメタファーだと語っていました。子どもは「気泡」の中にいれられていて、大人がその「気泡」の中に入ってくる情報をコントロールし、厳しい現実から子どもを守っている、と話していました。子どもは外の世界から遮断されていますが、そこに、子ども時代の無邪気さや美しさがあるのでしょう。

観終わって自分にどんな変化があったか

この映画の中に、私たち人間が置かれている状況が凝縮されて描かれている、と思いました。「生や死」「子ども時代」などのテーマについて考えを巡らせ、観た後は、映画の静かな美しさの余韻にしばらく浸りました。

-映画

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