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「砂の女」の感想 by tata

投稿日:

砂の女 (新潮文庫)

・本のタイトルと作者・

砂の女/安部公房

・あらすじ・

昭和30年、主人公、仁木順平は、休暇を利用して新種のハンミョウを採集するためにバスの終点の砂丘の村へ向かった。
そこで虫取りに夢中になり、帰れなくなったところ、村の中のとある民家に泊まるようにすすめめられた。
その家には、未亡人が住んでいた。
そして、奇妙な同居生活が始まる…

・読んでいる間の感想・

世界20カ国で翻訳されているという、とても評価の高い作品だそうですが、それご納得出来る世界観をもった小説です。
主人公があがく姿にはまさしく砂の中の巣穴に引きずり込む「蟻地獄」という言葉が頭をよぎると思います。

・読み終えた後の感想・

サラサラと崩れて落ちる砂…
「砂の女」とは、よく思いついた題名なのだと思いましす。
読んでいるだけで主人公のように、砂にまみれた気分になり、喉がとにかく渇きます。
いつまでもいつまでもポケットから出てくる海の砂のようなそんな作品です。

・印象的なシーンやセリフ・

様々な感情が膨れ上がったラストシーンの衝撃には言葉がうまく紡げません。
長編ですが、それほど長くはないので、是非とも読み切ってラストシーンまでたどり着いて、その気持ちを読み終えた人たちと分かち合いたいたくなる作品です。

・読み終えた後に自分が変わったこと・

どんなにたくさんの小説を読んでも、心に響いて、読み継がせたいと思う名作はそう多くはありません。
「砂の女」は出来れば学生時代に読み、そして大人になってからも読み返して欲しいと思う作品です。
そんな作品にもっと出会いたい!もっと素晴らしい本による出会いたいと思います。

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