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「香水~ある人殺しの物語」の感想 /by tata

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香水―ある人殺しの物語 (文春文庫)
・本のタイトルと作者・

香水-ある人殺しの物語/パトリック・ジュースキント

・あらすじ・

18世紀のフランス。超人的な嗅覚を持って生まれたたがために、疎まれた孤児ジャン・バチスト・グルヌイユの人生をえがいた小説。

・読んでいる間の感想・

ありとあらゆる匂いを嗅ぎ分ける主人公・グルヌイユ。
そのため、ニオイの描写がとにかくスゴイです。
自分の思い出せる限りのニオイを思い出しながら読んで、実際には嗅ぐことができないのに、鼻が痛くなるほどです。

・読み終えた後の感想・

誰にも愛されないグルヌイユが愛したものは、ただただ「ニオイ」そのものでした。
五感といわれるものの一つなので、重要だとは思いますが、グルヌイユの執念深く練り上げられた歪んだ劣情が「ニオイ」ただ一つに集約したラストシーンは呆気ないのに息が詰まるような場面でした。

・印象的なシーンやセリフ・

小説内すべてに漂う悪臭から、きっと嗅いだことのないようなとんでもなくイイニオイまで、それはそれは途轍もない描写です。
是非ともグルヌイユのように脳内でニオイを練り上げ、ありもしないニオイを想像から体感して欲しいです。

・読み終えた後に自分が変わったこと・

実際には嗅げないニオイを求めて、花鼻の奥が痛くなる小説でした。映画にもなっているとのことなので、自分の想像を駆使して読んだ小説がどんな風に映像化されているのか、そちらも是非観てみたいと思っています。

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