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小説

トリップ ruru

投稿日:

トリップ (光文社文庫)

本のタイトルと作者

トリップ  角田光代

何故その本を選んだのか

連作小説ということで、ちょっとした合間に読み易そうと思って選びました。

読む前の予想と読んだあとの印象

平凡な街のふつうの人たちの秘密を垣間見る、ちょっと重い話を予想していました。

実際は、誰もが思ったり感じたりしたことがあるようなことを、角田さん独自の表現で興味深く描いています。

読んでいる最中のエピソード読んだ後のエピソード

墓の向こうの墓地で、中島精肉店の無愛想振りが気に入っている男に、もの凄く共感しました。

実際に商店街で顔を覚えられ、おまけを貰ったり天気の話をしたりするのは、煩わしいなと感じていたのを思い出しました。

その男も私自身も変わり者というわけではなく、そういう風に感じている人も少なからずいるはずなんですよね。

内容の中で自分だったらどうするか

私が中島精肉店の奥さんだったら、コミュニケーションを取らなくても普通にやっていける家族は、なんて有難い存在なんだと思うはずです。

コロッケ屋として一生を終えことが、周りからはつまらなそうと思われても、穏やかな時間を過ごせそうなので悪くないですね。

好きな場面・言葉

牛肉逃避行で陶子が、都会で働くなら郊外での暮らし、郊外で働くなら田舎暮らしになると電車の中で言う場面。

誰もがそう思っていることを、よく纏めてくれたなと思いました。

読み終えて自分にどんな変化があったか

一見幸せそうな女子高生にも、深くはないけれど悩みがあったり、結婚して何不自由ない生活を送っていた主婦が不倫していたり、人間見た目では分からないことが殆どなんですよね。

私も全てに満足しているわけでもなく、かといって不満だらけということもないですが、周りからはどう見られているんだろうと、ちょっと気になりました。

-小説

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