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小説

いとしい ruru

投稿日:

いとしい (幻冬舎文庫)

本のタイトルと作者

いとしい  川上弘美

何故その本を選んだのか

不思議なタイトルだなと、興味を持ったので。

読む前の予想と読んだあとの印象

読む前は、タイトルから一捻りした恋愛小説と予想していました。

読んでみると、一風変わった人たちが素直に人を愛する物語です。

読んでいる最中のエピソード読んだ後のエピソード

チダさんとミドリ子がセックスする度ミドリ子の体の一部が捻れ、チダさんが2万円ミドリ子に渡すとそれが元に戻ります。

只の不思議な現象かなと思っていましたが、読んだ後、後ろめたさの表れなのかなと想像できました。

内容の中で自分だったらどうするか

私がミドリ子なら、同じように鈴本鈴郎に同族嫌悪のようなものを感じていたでしょう。

自分に持っていないものを持っている紅郎を好きになるのは、兄弟とはいえ仕方ないかな。

好きな場面・言葉

オトヒコさんの腕枕はいい

オトヒコさんの腕枕はふくふくとしている。筋肉を奥に持った柔らかなぜい肉、その肉に頭をのせていると見る間にあたしは眠りにおちていってしまう。オトヒコさんの胸に耳をあて芯で鳴っている音を聞いたあと腕と胸のつくる三角の空間に頭をおとして敷布の冷たさを感じるときの多幸感、それ以上の多幸感をあたしは感じたことがなかった。

私が主人の腕枕で感じていたのは、文字に起こすとこの感じなのかも。

読み終えて自分にどんな変化があったか

ユリエが、紅郎と2人で仲良くしているときは何も感じず、2人で居るのに1人だと感じるときに紅郎が好きだと強く感じるのは、2人の関係に危機が生じているのを察しているのかもしれません。

夫婦は空気みたいな存在になるというのは、良いことだと思うようになりました。

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